千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2013.8

千種小児童 ライフル射撃部見学

本日午前10時、千種小学校で学童保育を受けている児童9名が本校を訪れ、ライフル射撃部の活動を見学しました。前部長の清水さんが学童保育のボランティアをしていることから、今日の訪問実現となりました。

  

最初は、着用しているユニフォームの説明を受けて触ってみたり、本校で使っているビームライフル銃と背丈を比べたり、そして特別に「ビームライフル」の的がどうなっているのか見せてもらったりして、思っていたような「弾(たま)」の出るものではなくて、光で電子的に的を狙ってその正確さを競う競技なのだとわかりました。でも、清水お姉さんから「光が目に当たると危ないので、絶対に白線から前に出てはいけません。」という説明があると、みんな懸命にうなずいていました。

  

そして、いよいよ実際に怖そうな表情で銃を手にとって順番に撃たせてもらい、的に当たって数字が出ると「やった!」と眼を輝かせていました。弾の出るのは「エアーライフル」と言い、これは免許が必要ですが、本校が参加している「ビームライフル競技」では不要で、子どもでも扱うことができます。今日やって来た子ども達の何名かは、将来千種高校に入ってライフル射撃部の門を叩くことでしょう。

兵庫県ゴルフ連盟主催伝達講習会

8月27日(火)、神戸のダンロップ・パー3・ゴルフコースにて県ゴルフ連盟主催伝達講習会が開催されました。県内各校から選手が集まり、本校からはゴルフ部員4名が参加しました。

 

 講習会では、実際に18ホールのコースを回りながらプロゴルファーの指導を受けました。1日の講習でしたが、生徒はプロの丁寧で明快な指導に興味津々でした。


  


 プロの指導もあり、今回の講習会で本校2
年生の清水一君がホールインワンを達成しました。今後の大会での活躍が期待されます。

追悼 山本賢有先生

地元千種町西蓮寺(浄土宗)の前ご住職で、千種分校時代から独立を果たして千種高校となるまでの26年間(昭和25年~51年)教鞭を執っていただいた山本賢有先生が、去る8月25日(日)未明にお亡くなりになりました。86歳でした。



昭和2年のお生まれで、海軍兵学校出の俊英。千種分校時代に先生のご恩を受けた方は数知れず、お若い頃は町の青年団活動でのご活躍もあり、大変な熱血教師であったとお聞きしています。また、長きにわたって管理職も歴任され、昭和51年に佐用高校教頭、昭和54年に山崎高校教頭、そして昭和59年から昭和63年まで伊和高校の校長を務められました。その時までの半生を振り返った先生のご著書『こころの教育-生きて学ぶ日々-』(兵庫県青少年問題研究会発行)は、本校の図書室にも寄贈していただいています。

『学校開設40周年記念誌』(昭和63年11月発刊)に寄せられた先生の回顧録から一部紹介させていただき、千種分校草創期の様子を振り返ってみたいと思います。

「待望の高校が地元にできたというので、地域も教師・生徒も立派な高校に育てようと一生懸命であった。そのむんむんとするような若さとやる気が、貧弱な借り校舎の教室に満ち満ちていた。そんな雰囲気の中で教師生活のスタートを切った私は、若さだけを頼りに生徒諸君と張り切った日々を過ごしていた。弁論大会、模擬国会、バレー、卓球に青年団、中学校・高校と相互に活動のダブる面もあって、教師というよりは若い仲間の一人として共に精一杯青春の日々を送ったというのが実態だったと思う。」

終戦直後で、まだ電気の供給も不安定な中、中学校の一教室に裸電球が取り付けられて千種分校定時制課程が出発したのですが、先生の文面には、そのような物の無いが故の暗さなど微塵も感じられず、「待望の高校ができた」という大きな喜びが文章全体にほとばしっています。この原点に還ることこそが今の私たちには強く求められているのではないでしょうか。

先生のご葬儀は、昨日(8月27日)午後1時から西蓮寺にて執り行われ、教え子数多(あまた)集う中で最後のお別れを致しました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

賢有先生が育てられた千種高校は、勿論少子化の波に洗われて県下でも最も小さな規模の高校ではありますが、今や西播磨でも最も落ち着いた学校、「明るい笑顔と元気な挨拶」がモットーの高校となっています。今日もグラウンドや体育館で生徒たちの元気な部活の声が響いていました。今後とも、千種高校がよく見える西蓮寺の高台から生徒たちの姿を見守っていてください。合掌

  

千種町立体ハザードマップ作製作業

本日午後1時から、日本工科大学校様の指導を受けながら、本校の3年生男子3名(測量も行った、小竹君、清水君、中村君)が千種町の立体ハザードマップ作りに取り組みました。7月24日に行って得られた町内の測量データを元に基本的な立体地形図を作り、今日の作業としては全体の色塗り、そして千種高校や千種中学校の校舎模型の作製を行いました。

  

勿論、まだ完成段階ではなく、今後小さな家々や建物の模型を作って設置していくのですが、この模型を見ると千種町は三室山方向から流れてくる千種川と、岩野辺方面から流れてくる岩野辺川がぶつかってV字型になっている地形が「千草」にあり、今から50年前の大水害でもこの地点以南に水が集まって大変だったと聞いています。完成は9月末頃になるだろうと思いますが、この「見てわかる」「さわってわかる」ハザードマップが少しでも防災意識の高揚に役立てばと思っています。

後期補習 中学生補習

長かった夏休みも今週で終わりとなりますが、昨日26日(月)から後期の補習が始まっています。全学年とも国数英を中心としていますが、3年生は理科や社会もあり、また就職希望者に対しては履歴書の書き方や面接に関する指導が行われていました。

  

また、これは他の高校ではまず見られないことですが、千種高校では毎年この時期に千種中学校3年生の補習を3日間行っています。例年希望者なのですが、今年は全員が受講しています。

  

午後1時10分から国英数の順番で受けており、終われば4時。毎日高校にやってきて、高校の先生から教えてもらう。「連携型中高一貫教育校」となってからは、もう当たり前の風景となりました。高校生の皆さん、中学生の皆さん、鉄は熱いうちに打て、の言葉を胸に頑張ってください。