千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2014.3

平成25年度最後の一日

学校にとって、今日は一年間の大みそか。春休み中ではあっても、今年度の整理と共に来年度への準備に追われる忙しい一日となりました。ここのところ雨が続いた千種にも、春の日差しが降り注ぎ、生徒たちもグラウンドで元気に走り回っていました。また、ゴルフ部の生徒たちは、グラウンド西側の敷地でゴルフ練習場の建築作業をしており、ようやく春が来た千種でのゴルフシーズンに備えていました。

   
  

そして今日はまた、私たち教職員にとっても4名の先生方をお送りする節目の時となりました。特に、この10年間のうち実に7年間を千種高校でご勤務いただいた、第15代校長・浅田尚宏先生にとっては、長年にわたっての教員生活を終えられるご退職の日となりました。あと約3時間で日が変わりますが、長い間本当にお疲れ様でした。

                       

宍粟市内高等学校検討委員会

27日(木)午後2時から、市役所3階の庁議室において、第1回目の「宍粟市内高等学校検討委員会」が開催されました。その詳しい内容については、当日ご出席いただいた「ちくさっ子を育てる会」の会長である日平様も同会のブログの中で報告をしていただいていますがhttp://chikusakko.blogspot.jp/2014/03/blog-post_29.html、春名哲夫兵庫県議会議員様の呼びかけ(3月1日発行「県政報告第9号」)によって、一般市民の方々、教育行政の方々、そして各県立高校から校長・教頭が参加させていただいたものです。

  

その主眼とするところは、春名県会議員様もおっしゃっていますように、統合云々ということではなく、市内の県立高校3校がそれぞれの特色をどのように生かして更に発展させていくかというものです。会合の中では、特に今後の児童・生徒数の変遷を見つつ、来年の学区改編以降を如何に生き残っていくかということについて、様々なアイディアを出し合い、また、今後の検討課題等について話し合いました。                      
千種高校としましても、学力向上や進路実現を柱としつつ、千種ならではの資源(観光・歴史・文化・スポーツ等)を生かし、来年度も「魅力ある高校づくり」に邁進していきたいと考えています。地域の皆様方もいろんなアイディアを遠慮なくお寄せいただきますよう、宜しくお願いいたします。

千種の作家「伊吹 昭」について

20日(金)の終業式で、浅田校長先生が紹介された『裏天下人・宇喜多秀家』は、本校の前同窓会長・岩蕗昭美(いわぶき あきみ)様が書かれたものです。風詠社という出版社から先月出されたばかりですが、本校の図書室には岩蕗様から1冊、福下様から3冊をご寄贈いただいたものが並んでいます。

  

岩蕗様は昭和32年千種分校のご卒業で第6期生。37年間ゴルフ場に勤務され、市町議会議員(前宍粟市議会議員)として地方自治、森林環境保全活動にも携わっておられます。「伊吹 昭(いぶき しょう)」の筆名で、これまでにも生野代官と長州征伐の関わりを描いた『いろはにほへと』(神戸新聞総合出版センター)を平成17年(2005年)に、秀吉に攻められた千種も登場させつつ宮本武蔵の活躍を描いた『孤高の系譜』(文芸社)を平成23年(2011年)に上梓されています。(写真3枚目)

岩蕗様の筆力は、お母様譲りのものなのでしょうか。昭和56年8月15日に出された『平和なればこそ』(兵庫県宍粟郡戦没者遺族婦人部文集)の中にお母様「岩蕗まさゑ」様の一文があり、ご主人の召集から戦死の報、そしてその後の長い苦渋の日々が綴られています。岩蕗様がわずか5歳の時のことでした。この本は、山崎高校元同窓会長・北川智恵様(山崎文化学院創設者)が編まれたもので、旧宍粟郡内の境遇を同じくする方々が証言を寄せられているものです。戦場ではなく、いわゆる銃後の守りを任された女性たちの、地元宍粟におけるこれもまた「戦争」の記録として貴重なものではないかと思います。本校の図書室片隅にひっそりと置かれていました。

合格者説明会

本日午後、平成26年度入試の合格者説明会が行われ、生徒30名・保護者30名の計60名を対象に入学準備のための話が各部長からありました。全体会の後物品購入もあり、生徒たちはそれぞれ制服の採寸や教科書購入をしながら段々と高校生としての気持ちを高めていっていました。

  
  

その頃、グラウンドでは野球部とサッカー部が懸命にボールを追っており、後輩たちの来校を歓迎するかのように部活動を行っていました。一緒に部活に励むことのできる日はもうそこまで来ています。合格者の皆さん、全員部活制ですので今から何部に入るか考えておいてください。

春季補習スタート!

21日(金)の千種の雪には参りましたが、3日間の連休を経て本格的な春休みに入り、チャレンジコースの補習も本日から始まりました。1・2年生共に国・数・英の内容で一日3時間みっちりと行い、新学年に向けての実力養成を図っています。補習が終わった後はそれぞれの部活動に飛び出していきました。