千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2021.10

RED BOX JAPANからの贈り物

 突然ですが、「RED BOX JAPAN」という寄付団体をご存じでしょうか?私も9月までは聞いたことありませんでしたが、赤い箱に生理用品を詰めて学校に寄付し、若者を支援することを目的としたイギリスで始まった社会活動で、日本では2019年12月に設立されました。コロナ禍で3人に1人の学生が「生理の貧困」に直面している状況下で、兵庫県の高等学校にもその支援が始まりつつあります。
 この度、県下の高等学校では2番目に本校と千種中学校が名乗りを上げて、RED BOX JAPANより生理用品の寄贈をいただきました。兵庫県でRED BOX JAPANの活動をされている土原翔吾さんにお越しいただき、両校の生徒代表に届けていただきました。土原さんは、大学卒業後に中学校理科の教員として4年間お勤めでしたが、担任をしたクラスの不登校生徒との出会いや車イスで生活される方に出会い、「違った関り(支援)がしたい」と教師を辞め、現在はNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト事務局長ほか幅広く地域団体に携わり活動されている方です。少し話をすると、ポジティブな物の捉え方と固定概念にとらわれない考え方に私も共感し、多くの刺激を受けました。きっと、本校の生徒も土原さんの話からたくさん得るものがあったはずです。私は、土原さんの「身体を大切にすることから他者を思いやり、地域・環境を大切にする」という言葉が印象的でした。
 受け取った生理用品は、保健委員会の中で話し合い校内の女子トイレに設置し、誰でもいつでも利用できるように活用を考えていきます。土原さん、今日は本当にありがとうございました。RED BOXには優しさや勇気、思いやりがたくさん詰まっていました。

 
 
 
 

快挙!2人が二次審査へ【49回生】

 今朝、英語科の村上先生から嬉しい報告を受けました。第24回兵庫県高校生英文エッセーコンテストの第一次審査に1年生の田口恭子さん(千種中出身)と山本実央さん(一宮北中出身)の二人が合格したと言うのです。「これってスゴイ事なんですよ!」と興奮気味な村上先生から話を聞くと、応募数は県下で31校116作品あり全体で上位20名しか二次審査に進めない中で1校から2名が合格するのはなかなかない事のようです。また、この英文エッセーの作成にあたり、ALT(外国語指導助手)からの指導助言が非常に重要なのですが、ALTが不在の本校がこうして好成績が納められたこともスゴイ事だと生徒の頑張りを讃えていました。
 実は、村上先生も高校時代にこのコンテストに応募し二次審査に出場されています。高校時代の経験が今にとても活かされており思い入れが強いコンテストだそうです。夏休み期間に作成した10名の生徒の作品をGooglemeetを通じて何度も添削し応募に踏み切りました。生徒の頑張りと村上先生の想いが実を結び、本当に嬉しく思います。
 二次審査は11月20日(土)に県立明石北高等学校で行われる予定です。2次審査では県下の選ばれし生徒が集結するだけでなく、当日にコンテスト課題が告げられて約2時間に300語~500語のエッセーに仕上げる必要があります。厳しい二次審査ですが、田口さんは「英語は得意ではないが、自分なりに精一杯頑張る」と語り、山本さんは「しっかり準備して良い文をつくりたい」と話してくれました。英語科で担任の村上先生は「すごくいい経験になる!」と勝負よりも二次審査を体験できることを喜んでいました。二人を見かけられましたら是非、声をかけてあげてください。応援よろしくお願い致します。

 

ご褒美はフロマージュプリン【48回生】

 第5回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった今日も朝から青空が広がり、爽やかな秋晴れが続いています。生徒の皆さんは、体育祭の疲れはとれたでしょうか?私は、最終種目の中高選抜リレーの職員チームで200mを全力で走り、今日もまだ筋肉痛がとれません。日頃の運動不足と体力の衰えを感じる今日この頃です。
 さて、中高合同体育祭の総合優勝は中学3年生でしたが、総合準優勝と高校の部の優勝は2学年でした。特に、八の字跳びでは連続で220回と驚異的な記録を打ち立てチーム力の高さを示したほか、スウェーデンリレーでも接戦を制するなど高い運動能力と勝利への執念を感じました。今日は、その頑張りを讃え昼休みに学年の先生方から一人一個の「フロマージュプリン」がプレゼントされました。黙食中の生徒の反応は薄くニッコリ微笑む程度でマナーの良い生徒たちでしたが、ワクチン接種後の副反応により12名もの生徒が不在であったため、2個目は立候補制で争奪することとなりました。(※生もののため翌日まで置いておくことができませんでした。休んだ生徒の皆さん、ごめんなさい…)
 勢いよく手を挙げた生徒たちは、2個目をゲット!生徒たちは、「ありがとうございます!」と感謝の言葉を伝えながら嬉しそうに受け取っていました。なんて羨ましい学年でしょう…、2学年の先生方、粋な計らいを本当にありがとうございます。

 
 
 

第5回CHIKUSA中高合同体育祭

 雲一つない秋晴れの下、第5回CHIKUSA中高合同体育祭が無事に終了しました。今年も午前中開催でしたが、生徒たちの熱のこもった演技の数々に今日も感動の連続でした。得点を競う体育祭は、勝つことにこだわるがゆえに時には争いごとに繋がったり、人間関係を壊したりすることがありますが、そんな雰囲気はみじんも感じません。相手チームに拍手を送ったり、「頑張れ!」と声を掛け合ったり…千種の生徒たちの優しさがたくさん感じられる素晴らしい体育祭でした。生徒の皆さん、感動をありがとう!明日は、ゆっくり休んでほしいです。
 保護者の皆さま、本日は暑い中ご観覧くださり、ありがとうございました。お子様の頑張りを各家庭で讃えていただくと共に、また次の目標に向け気持ちを前に向けられるよう後押しをお願い致します。躍動する生徒たちを写真で紹介します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しそうバンドフェスタ2021

 読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…、秋は色んな事に例えられる季節ですが、今日私は山崎文化会館で開催された「しそうバンドフェスタ2021」を観覧し、しばし芸術の秋を楽しみました。今年で第33回を数える歴史あるバンドフェスタですが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため初めて中止となりました。そして、今年も直前までどうなるか分からない状況でしたが、入場者制限や入場者の入替え等の感染対策を講じて2年ぶりに開催されたのです。宍粟市内の中学校と高校の吹奏楽部を中心に宍粟市吹奏楽団の方々も加わって、9組の団体が日頃の練習の成果を発表しました。
 本校はここ数年、部員数が揃わないため千種中学校吹奏楽部(3名)&千種高等学校カルチャー部(4名)と有志(1名)というこの日のためのバンドメンバーを組み出場しています。長い緊急事態宣言期間があり、十分な練習が出来ませんでしたが、千種中学校の本多先生にご指導いただき1曲の演奏を仕上げてきました。嵐の「ふるさと」という約10分の曲を何度も練習を繰り返してきた生徒たち…即席のメンバーでしたが中高連携のチームワークでなんとか頑張ってほしいと見守りました。「緊張してるんだろうなぁ…」こうした演奏の機会も久しぶりであり、こちらも見ていて緊張しましたが、ノーミスで素晴らしい演奏を披露してくれました。カルチャー部顧問の村上先生も「一番の出来です」と喜んでいました。
 歳をとると涙腺がゆるくなりすぐに涙が出てしまいますが、昨日の体育祭予行の入場行進に続き今日も自然と涙が出てきて感動的な演奏でした。バンドメンバーの皆さん、素晴らしい演奏をありがとう!!よく頑張りました。
(※しそうバンドフェスタの本番は撮影禁止のため、写真はリハーサルのものです。)