千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

おもてなしの心を学ぶ【茶華道部】

 本校の茶華道部は、週に2~3日(月・水・金)活動をしています。ほとんどの部員が他の部と兼部しており、全員が揃うのは金曜日のみですが、明るく、楽しくとても和やかな雰囲気の中で、みんな一生懸命稽古に励んでいます。月に3日程度、外部講師の深川先生にお越しいただき、お花の生け方とお茶の御点前や作法について学んでいます。
 この日も茶華道部の稽古日でしたが、作法室を訪問すると「教頭先生、どうぞ!」と奥の和室に通され、3年生が御点前を披露してくれました。また、御点前の間、お客様を退屈させてはいけないと2年生の部員が、今日の生け花や和菓子について説明してくれたり、最近の天候についてなど臨機応変に話をしてくれます。茶道のことは全くの素人の私ですが、茶道は相手のことを考えながらの所作が多く、礼儀はもちろんのことホスピタリティーあふれる活動であると感じました。もちろん生徒が入れてくれた抹茶は、最高に美味しかったですが、相手のことを尊重する「おもてなしの心」を受け、心が和みました。茶華道部のみなさん、ありがとうございました。
 残念ながら今年度は、コロナの影響によりイベント等がすべて中止となり、部員の活躍の場が全くありません。そこで、3年生の区切りとなる校内での「お茶席」を生徒自らが企画し、準備しています。お茶席の成功を願うとともに、茶華道部員の浴衣姿での晴れ舞台を楽しみにしています。頑張ってください!!