千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

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2013/07/30

千種中2年生砂鉄採集作業

| by 教諭(teacher)_1
千種町は古来「たたら製鉄のふるさと」として広く知られており、千種中学校は平成9年から毎年2年生を対象に「たたら製鉄学習」に取り組んできました。その学習の重要な工程の一つに「砂鉄の採集」があり、毎年中学2年生には夏休み前に「一人1㎏の砂鉄を集めること」という宿題が与えられます。本日午後2時頃、町内3カ所での採集の様子を取材してきました。

  
1 千種町南部 七野大橋下      2 町内北部 河内出合橋西      3 町内東部 岩野辺砂子橋下

今年は、小学6年生も加わって共に作業を行っているのですが、生徒たちが手にしているのが大型の磁石で、これが威力を発揮していました。川砂の中に磁石を突っ込んでゴシゴシと動かすとたくさん砂鉄がくっつきます。それをバケツの上に持って行き、持ち手の中のハンドルをグイッと引くと、何とも不思議なことに砂鉄はきれいにバッサリ落ちるという仕組みになっています。

  
4 砂鉄がついた状態          5 砂鉄を落とした後           6 各自の袋に砂鉄を集めて持ち帰る

鉄鉱石の少ない日本では、砂鉄に熱を加えるという製法で古来鉄を手に入れてきました。千種産の鉄は「千草鉄」と呼ばれ、全国でも有数のブランド品で、備前長船など数々の名刀を生み出してきています。町には「宍粟鉄を保存する会(会長上山勝先生)」があって今も活動を続けており、中学生の地域学習を支えています。今年の中学2年生は32名ですので32㎏の砂鉄が集まり、予定では10月10日(木)に町内北部にある「たたらの里学習館」横の広場で、「たたら」と呼ばれる炉に砂鉄と木炭を交互に入れながら熱していき、「鉧(けら)」という鉄のかたまりを取り出す作業を行います。古代から明治初期まで続いた「天児屋(てんごや)鉄山」という製鉄所跡前で繰り広げられる作業は圧巻です。昨年の様子は、このブログの中で探して頂くと「10月16日」の記事でご覧いただくことができます。(左下に「検索」の窓がありますが、"中学2年生「たたら製鉄学習」"と入れて検索すると、「日誌」の中に見つかりますので試してみてください。)

地域総合学習としての「千種学」に取り組んできた千種中学校。「たたら製鉄学習」に至っては、平成9年からですので17年目になります。各新聞社やテレビ局が既に取材の申し込みをしており、ドキュメンタリー番組制作の話もありますので、どうぞご期待下さい。
15:55 | 2013.7

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