千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2022.1

前任校の生徒たちとの再会

 私事ですが、今日は一日お休みをいただき、前任校の但馬農業高校へ行かせていただきました。同校では、1学年主任をさせていただいており、生徒や先生方に恵まれ充実した楽しい時間を過ごしてきました。個性豊かな生徒たちでしたが、素直で人懐っこく心優しい生徒たちばかり…、出来るなら「この生徒たちを卒業まで見届けたい」と考えていました。しかし、人事異動によりその想いは叶いませんでした。コロナ感染拡大防止のため離任式も中止となり、お別れの言葉もないまま約2年の月日が経過したのです。
 そんな中での突然の訪問に「先生、何でおるん?」、「何で今日なん?」と少々手荒い歓迎を受けながらも、久しぶりの再会に生徒たちは喜んでくれていました。この日は、午前中にみのりと食科の課題研究発表会が行われ、私は全生徒の発表を食い入るように聞きました。発表内容はもちろんですが、しっかりと前を向いてプレゼンしている姿に生徒たちの成長を感じました。昼休みや放課後も時間の限り話をしました。話題の中心はこの2年間の学校生活と今後の進路でしたが、楽しい時よりも辛く苦しい時が多かったようです。「学校行きたくない、辞めたい」と考えた時期もあったに違いありません。それでも様々な困難や葛藤を乗り越えて、この学年の生徒(66名)は誰一人欠けることなく今日を迎えていることに、私はこの生徒たちに関われた者の一人として誇りに感じています。
 本校と同じで明日から卒業考査がスタートするようです。まだ卒業認定された訳ではありませんので、最後まで気は抜けませんが「全員卒業できたら、卒業式に必ず行く!」と生徒たちとの約束が叶えられると信じて待ちたいと思います。但馬農業高校の皆さま、本日はご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。

金賞米いかがですか~っ!【49回生】

 2012年からスタートした現在の千種高校学校HP…、その訪問者の延べ人数が、本日300万人を突破しました。1日平均に直すと約1,000人の方が学校HPへアクセスしていただいている計算になり、大変嬉しく思っています。「ブログいつもありがとうございます!」と保護者や地域住民の方々からご支援をいただき、今では1日平均2,000人以上の方々に訪問をいただくまでになりました。大変、光栄なことです。ありがとうございます。今後も、千種高校の最新情報と生徒や教職員のイキイキとした姿を届けられるよう精進して参りますので、よろしくお願いいたします。
 さて、本日は宍粟市内の道の駅(播磨いちのみや、みなみ波賀、ちくさ)にてお米の販売実習が行われ、1年生の生徒たちがお客様と対面販売をさせていただきました。「有名なお米やな…買わなあかん!」とこの日を楽しみにされているお客様も多くおられ、千種高校のお米の認知度が高まっていることを感じました。中には、新聞記事を片手に「これ見て来たんや、寒い中頑張っとるなぁ」と生徒に励ましの声をかけてくださるお客様も…地域の方々の温かさを生徒たちと共に感じました。生徒たちも、「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」とハツラツと笑顔で応対しており、見ていて清々しい気持ちになりました。予定していたお米は、約1時間30分で完売…、3カ所の道の駅で合計約7万円の売り上げを得ました。お買い求めいただいた地域の皆さま、本当にありがとうございました。
 この収益金は、生徒たちの発案に基づき特定非営利活動法人「ピースウインズジャパン」に全額寄付し、災害被災地での人道支援や国内の動物愛護活動等に役立てていただく予定です。なお、本日の道の駅みなみ波賀での販売実習の様子は、17時30分からの関西テレビ(8チャン)ニュースの中で紹介される予定です。是非、ご覧ください。

 
 
 
 
 
 

明日のお米販売に向けて…【49回生】

 今朝の千種町は-2℃(午前7時時点)、昨日の雪が凍結しその上に約15cmの新雪が積もって、非常に危ない路面状況でした。私は、いつもより30分早く起床しノロノロ運転で学校に向かいましたが、それでも何度かヒヤッとする時がありました。カーブを曲がった直後に停止している車がいて、思わずブレーキを踏みましたが、滑らぬように弱いブレーキを何度もかけながら衝突を免れることができました。今年は、スタッドレスタイヤがよく活躍してくれています。
 さて、本日5,6限の1年生「総合的な探究の時間」では、明日のお米販売に向けたお米の袋詰めが行われていました。各班のリーダーが指導しながらの共同作業です。全員が「商品」になるということを意識して、心を込めて丁寧に取組めていました。明日の販売に向けて2学期以降、お米販売に向けどう関わっていくかを話し合い、その結果①ポスター班、②看板班、③PR動画班、④ラベル班(お米の袋に貼るラベル作成)に分かれて全員が何らかの役割を担ってきました。3学期に入ってからも、放課後に残って遅くまで準備を重ねてきた生徒たち…妥協を許さず懸命に取組む姿に感動を覚えていました。昨日、完成したPR動画を見ましましたが、小中学生のインタビューや生徒たちの一年間の様子が含まれた、非常に完成度の高いものでした。学年の先生方も動画を見ながら「スゴイ!!ヤバイ!!センス最高!!」と大喜び…生徒たちの頑張りに目を細めていました。生徒たちによる手作りの販売実習が今から楽しみでなりません。
 「金賞米を地域の方々に食べてほしい!!」という愛情がいっぱい詰まったお米は、各道の駅(はりま一宮、みなみ波賀、ちくさ)にて10時から販売を開始します。1袋(2合)が200円で、各道の駅100個限定販売。無くなり次第販売を終了します。是非、お買い求めください。
 
 
 
 
 

4人揃って近畿大会へ!【スキー部】

 今日の千種町も雪が舞い続け、一日中冷凍庫の中にいるような非常に寒い一日でした。私は、背中とお腹にカイロを貼り、寒さ対策を万全に仕事をしていますがそれでも寒い!!寒さに弱い私には辛い季節となりました。それでも男子生徒の多くが、ズボンの下にタイツも履かず平然と登校してきており、「若い時は自分もそうだったかなぁ…」と老いを感じる日々です。
 さて一昨日、スキーの県IH(クロスカントリー競技)に出場した生徒が、3年連続全国IHを決めた快挙を紹介しましたが、別会場ではアルペン競技が行われていました。本校からは、平田倭生くん(2年・千種中出身)、大田光くん(2年・波賀中出身)、森諒太郎くん(1年・一宮北中出身)、岸脇諒芽くん(1年・波賀中出身)の4名が出場し、平田くんが回転で6位に入賞しました。平田くんは、昨年この大会が初出場でしたが、タイムを5秒以上短縮させての入賞でした。本日、大会の様子を動画で拝見しましたが、えげつない急こう配の坂をリズミカルに滑り降りる姿はカッコよく、スゴイ技術だと感心しました。当然、タイムを狙い攻めると転倒するリスクも上がりますが、勇気をもちよく攻めたと思います。本当に、よく頑張りました。
 大田くん、森くん、岸脇くんは今大会が初レースでした。十分な練習が積めていない中で、同種目にそれぞれ10位、11位、12位でゴールし、初レースながら大健闘でした。4人は、1月23日(日)から神鍋高原スキー場で開催予定の近畿大会に出場します。次のステージでの更なる躍進を期待しています。頑張れ、スキー部!

  
 

金賞米に舌鼓【全学年】

 今日の千種町も雪が降り続き、学校周辺は新たに10cmほどの積雪を記録しました。今週は寒波襲来により寒い日が続きそうですが、時間に余裕をもって登校し、雪道や凍結した路面に注意しながら通学していきましょう。
 さて、昨日の給食は、千種町の小中高生が栽培し「日本一おいしい米コンテスト」で金賞を獲得したお米が使用されました。しかも、千種中学校の生徒が考案した献立を採用したスペシャルランチです。ちくさ学校給食センターの皆さんの粋な計らいによって、栽培から調理され食べるまでの工程をポスター等で共有し、自分たちの育てたお米の美味しさを町内の児童生徒と再認識できた一日でした。さらに、ちくさ杉の子こども園にもお米を寄贈し、昨日の昼食で使用されたと聞いています。いやぁ…ご飯の香り、噛めば噛むほど甘みが感じられるご飯に感動を覚えましたよ。栽培に関わった児童生徒は、きっとこれまでの栽培の過程を思い起こしながら、噛みしめていただいたことでしょう。
 また、今回このスペシャルランチを食べながら、千種町園小中高連携一貫教育推進委員会の健康食育班の先生方が制作した食育動画を見させていただきました。園児、小中高生の食育への取組みを映像で見ながら、自分たちで栽培したご飯をいただくなんて、他校にはない誇れる取組みです。
 食や命への感謝の気持ち、千種町内の園小中高の繋がりが給食を通して感じられた一日でした。千種町あげての食育への取組みに協力下さったちくさ学校給食センターの皆さま、本当にありがとうございました。