千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2013年10月の記事一覧

50年前の千種川大水害写真・資料

今から50年前の昭和38年7月11日に、この千種町で大水害が起こったということは、7月~8月の「千種町立体ハザード模型」の製作や測量実習に関する本ブログの中で度々言及させていただきましたが、この度地元千種町千草にお住まいの尾関豪一様(千種分校第1期生、80歳)に水害当日の写真やその後の資料(新聞記事や広報ちくさ)をお借りすることができました。水害の当日に尾関様がご自身で撮られたものですので、お許しを得て広く公開させていただき、今年度本校が中心となって取り組んでいます「千種災害対策プロジェクト」や11月23日(土・祝)に開催する「地域連携総合防災訓練」及び「木造仮設住宅公開建築」の意義について考えるための貴重な資料とさせていただきます。


                千種町中心部の川の流れ(昭和37年頃 左荒神橋 右室橋方面)
   
      荒神橋(改修前、昭和37年頃)                荒神橋(改修後、昭和39年頃)
   
    三室山方向(奥の白い建物が千種高校)                 商店街北部の様子
   
        林歯科医院裏の岩野辺川                眞西橋上(千草駐在所前、消防団が活動中)
   
          商店街中部の様子                       南小学校に迫る激流
             
清瀬一郎衆議院議長視察(神戸新聞 昭和38年7月19日)        広報ちくさ(昭和39年2月20日)

平成25年が、この大水害から50年目に当たるなどということは、4月に「千種災害対策プロジェクト」に取り組むことを決めた私たちは全く知りませんでした。現在60歳代の方も子どもの頃。ましてや50代の方は何とかうっすら記憶にあるか否かというところですので、7月24日の測量実習を伝える翌日の新聞記事をご覧になって寄せて頂いた、元千種町教育長・上山明様の証言がきっかけとなって何とか当時の写真等が残っていないかどうか調べたのですが、幸い高校近くにお住まいの尾関様がご自身で撮られた写真をお持ちだということで、つい先日27日(日)の「ふるさと芸能大会」の後お借りいたしました。改めてお礼申し上げます。また、今回公開させていただいた写真は商店街を中心としたものですので、もし他の地区のお写真をお持ちの方がおられましたら、千種高校までお知らせいただければ幸いです。

第7回インプロ学習

本日、第7回目のインプロ学習が行われました。今回のテーマは、『協力』です。

1年生はグループを作り、仲間で力を合わせて好きな形を表現する練習をしました。

  

2年生と3年生はグループで協力し、音楽に合わせて好きな形を表現しました。

仲間と共に協力をしながら、何かを表現する。
難しい作業ですが、各学年楽しみながら表現する力を高めあっていました。

4月に始まったインプロ学習も残すところあと1回となりました。
当初は、思うように自分を表現することをができない生徒が多数でした。
しかし、今では仲間と協力して思いを伝えることができつつあります。

最終回では、どのような形で思いを表現してくれるのかが楽しみです。

ふるさとづくり芸能大会

本日朝9時半から、センターちくさ4階大ホールにて「第36回ふるさとづくり芸能大会」(千種町文化協会主催)が開催され、和太鼓や獅子舞などの伝統芸能を始め、舞踊・民謡・コーラス・三味線・ダンス・カラオケなど、千種町内で日々芸の道の鍛錬に励んでおられる方々の発表会がありました。どの発表を観ても非常に味わい深く、そして町中の老若男女すべてが一つになって手拍子が自然と出る、そんな楽しいひとときを過ごすことができました。

そのオープニングを飾ったのが、千種中学校吹奏楽部の演奏。高校2年生3名を加えた中高連携による演奏に惜しみない拍手が送られていました。また、千種幼稚園13名の子供たちのダンスはとても可愛らしく、来週11月3日(日)に行われる「ふれあい文化祭」での高校生との共演が楽しみです。少子化と言われても千種町の未来は明るいぞと思ったのが、黒土獅子舞保存会による演舞でした。獅子舞といえば普通は青年や大人が舞うものですが、今日は小学生による舞いを見せていただき、本当に感動しました。千種町では、千草・岩野辺・黒土の3自治会が獅子舞を伝えているのですが、三者三様の全く違う舞いであり、そこに千種文化の奥深さを感じさせられます。

  
  
  
  

千種高校の生徒も、吹奏楽部の演奏以外に獅子舞の横笛奏者や民謡の三味線演奏等でも登場し、地域の文化振興をしっかりと支えてくれている様子が手に取るようにわかり、非常に嬉しく思いました。芸能発表に加えて、午前の部最後にはお楽しみ抽選会があったり、そして午後の終わりには恒例の「餅まき」も行われて、今日会場に集まった人たちみんなが大いに笑い、楽しむことのできた一日でした。

生徒会 情報モラルについて考える!

25日(金)の放課後、生徒会執行部の生徒たちが、9月と10月に行った「情報スマートさんチェック」というネット利用の実態調査を基にして、生徒主体でアクションを起こすためのルール作りを行いました。

  

10月9日(水)に行った調査で全校生から寄せられた数多くの「ルール案」をたたき台にしながら、これなら実行可能じゃないか、これはちょっと難しいんじゃないか、などとグループに分かれてあれこれと議論を重ね、生徒会提案として全校生に提示できるものを作り上げました。これは、11月1日(金)1限の全校集会で生徒会長・秋久君から発表され、とにかくみんなで努力して、マナーを守った使い方や時間や利用料金など生活改善をしていくように心がけよう!と呼びかけてくれます。保護者の皆様、地域の皆様、千種高校生は果たして賢いネット利用者になることが出来るかどうか、どうぞご注目いただきますようお願いいたします。

小高連携授業(理科)・中高連携授業(英語)

25日(金)4限に理科の角野教諭が、小学校で6年生の子ども達を対象におなじみの「液体窒素の実験教室」を、そして英語の松井教諭とALTのDavid先生が5・6限に中学校2年生・3年生を対象に出前授業を行いました。

  

千種小学校ではもうすっかりおなじみになった「液体窒素」の実験ですが、柔らかいボールがかちかちになってパリンと割れたり、バナナが金づちのようになって釘を打つことができたり、バラの花がカチコチになって文字通りバラバラになったりする変化に子ども達は目を丸くしていました。今日の実験には高校2年生チャレンジコースの生徒9名も参加し、実験の補助をしつつ小学生の表情の中にかつての自分たちの姿を見いだしていました。

  

中高連携の英語授業は2学期で2回目だったのですが、中3クラスではDavid先生の自己紹介、そして中2クラスでは英語表現「want to ~」を用いて、ペアになって例えば"Do you want to help people?" と尋ね、"Yes." だったら1ポイントを獲得し、その点数の多さで将来の職業適性がある程度わかるという活動でした。

千種町は小中高の連携授業がとても盛んで、他町では中々見られないことだと思います。今後とも各教科間の交流を進めていきたいと思っています。