ソフトボール部と男女バレー部の総体がいよいよ今週末から始まります。
文化祭前で、準備も並行して進めなくてはいけない状況で、なんとか時間を作り、必死に練習してきました。3年生にとっては、最後の大会です。悔いの残らないように最後まで精一杯頑張って欲しいです。
〈試合日程〉 男子バレー部
・日 時 6月2日(土)10:00~
・場 所 須磨友が丘高校
・対戦校 甲陽高校 女子バレー部
・日 時 6月2日(土)11:00~
・場 所 神戸常磐大学
・対戦校 生野高校
ソフト部 ・日 時 6月3日(日)12:20~ ・場 所 加古川河川敷 ・対戦校 シードのため、 松陽高校or国際高校 | |
5月24日(木)の放課後、生徒指導部及び各学年の先生方によって自転車の安全点検が実施されました。
玄関前の通路で、3年生・2年生・1年生の順番に一人ひとり自転車に乗ってスピードを出して走り、生徒指導部長・福永先生の「止まれ!」という号令でブレーキをかけ、きちんと止まるかどうかという点検。同時に、ライトが装備されているか否かという点も重要なポイントとして記録されていきます。ブレーキの利き方が悪い、或いはライトがない生徒は、近日中に直しておくようにとの指示がなされました。
登下校中に自動車と自転車が接触して起きる事故はもちろんのこと、自転車側が加害者となって大変な結果となってしまう事例が最近目立ちます。日頃から自転車の整備や安全点検を行い、「命」を守るということを励行していきましょう。
本年度も「魅力あるひょうごの高校づくり推進事業-インスパイア・ハイスクール」の一環として、磯崎先生の「英検対策講座」が去る5月23日(水)に始まりました。
今年の受講生は例年よりも多い18名(千種高校生)。そこに千種中学校1年生の生徒2名、さらには今度英検準2級を受ける千種小学校6年生の児童1名が加わっての、まさに小中高連携の、他校では決して見られない異年齢集団のとても活気のある講座です。
講師は磯崎由里香先生。千種生まれの千種育ち。大学時代以外はご結婚後も千種にお住まいで、ご自身の4人のお子様はもちろん、寺子屋的な英語塾でも生徒たちに英語(主に英検対策リスニングCD)を毎日シャワーのように聞かせて、小学生で英検3級はおろか準2級までも取ってしまうという実績をお持ちの、リスニング重視英語教育の実践家です。
この講座でも、英検の過去問題CD(3級~2級)を繰り返し流し、リスニング問題を解きながら数多くの英語表現を身につけていくというシステム。CDを途中で止めて「今何を言ってた?」という先生のテンポの良い発問に生徒達もうまく乗せられて、今聞こえたのはああだったこうだったと元気に答え、教室全体にエネルギーが満ち満ちていました。こうすることによって自然に「英語を聴く」態度が身に付き、「英語を英語で理解する」力が養われていく、と実感できるものでした。「英検対策」というのは表看板で、「英会話力」はもちろんのこと、自然と「英語耳」・「英語脳」が形作られていく、しかもお金のかからない究極の方法だと言えるでしょう。
高校生主体の講座に、中学生や小学生が加わっていることに驚かれる方も多いですが、それによって本校の生徒もよけいに発奮し、年齢は違えど共に英語を学んで世界への扉を開くんだという気持ちが生まれ、非常に素晴らしい相乗効果を生み出しています。小さな町に小中高それぞれ一校しかないという、ここ千種町なればこその「寺子屋方式」だと言えるのではないでしょうか。
本年度の講座は以下の日程(水曜日放課後 16:10~17:10 本校美術教室)で年間計10回行いますので、興味のある方はどなたでも見学にお越し下さい。「小中高連携の英語教育」という観点からも、今後さらに面白い学習モデルが提供できるのではないかと考えています。
【講座実施予定日】
5/23, 5/30, 6/6, 9/12, 9/19, 10/3, 10/10, 1/9, 1/16, 1/23
前回、校舎内のみごとな鉢植え植物について紹介しましたが、今回は千種高校の中庭等校舎外に置いてあるお花を紹介します。皆さんもご自宅で自慢のガーデニングをされていると思いますが、今回ご紹介させていただく写真をご覧になって大いに参考になさってください。
まず、4月から5月にかけて 細長いプランターの中で私たちの目を楽しませてくれていたのがこの花、「プリムラ」。サクラソウ科の仲間で、世界中に実に600種もあると言われています。最初、パンジーかなと思いましたが、葉が全然違うので容易に見分けられます。
次は、「ネモフィラ」。北米原産のハゼリソウ科の植物で、約20種類ある一年草だということですが、前の株が鉢の中にかなり残っていて次々と違う色の花が出てきているということです。プリムラと同時期の開花でしたが、花期はかなり長く今も色の違う花を次々と咲かせながら、葉っぱだけになってしまったプリムラの列の横で茎を約20センチぐらいに伸ばしながら風に揺られて咲き誇っています。丸い花鉢に植えられていますので区別がよく付きます。
玄関の前にスロープがありますが、その陰に並べられているネモフィラもまたみごとです。そして、朝、西門から登校してくる生徒たちを出迎えてくれていたのも、部室南横のネモフィラとプリムラでした。これらすべての花の作者(栽培者)は、もちろん、校務員の池田幸司さんです。幼稚園・小学校・中学校・高校といった日本のすべての学校は、こういった校務員さん・用務員さんの名人技に支えられているんですね。
さて、平成3年まではテニスコートであったという、「中庭」に目を転じてみましょう。ここで目を引くのは、やはり数々の「オダマキ(苧環)」でしょう。まずご覧ください。
最初の写真は、4月17日に撮影したものです。一部薄紫の花が咲いていますが、他の花はまだまだです。それが5月14日にもなると(他の3枚の写真)、白、薄紫、青、ピンク等の花が中庭でまるで合唱でもしているかのように咲き誇っていました。(現在も) 日本で古くから観賞用に栽培されているキンポウゲ科の多年草で、元はヤマオダマキやミヤマオダマキといった種を観賞用に育てたものだということです。
最後に番外編として2枚の写真を紹介します。1枚目は、西門の西側を通る道路、いわゆる「県道若桜南光線」を隔てて反対側のガードレール下に咲いていた「水仙」です。御覧のように淡路島・灘黒岩の水仙郷に咲いているのと同じ純粋な日本の水仙です。学校の敷地内ではありませんが、なかなかみごとだとは思われませんか。
そして、もう1枚は「マリーゴールド」の苗。秋口のデヴューに向けて中庭内でもう準備が始まっています。いったい何本の苗があるのかわかりませんが、この写真を撮ってからもさらに苗床が増えていましたので、いずれ学校内はもちろん町内の商店街等にも配られて黄色や橙色の花が咲き誇り、この千種町をまた花の香りでいっぱいにしてくれることでしょう!
上でも書きましたように、私たちの学校は校務員さんたちの人知れぬ働きによって支えられています。一度、県立学校だけでも各学校の名人・達人を推薦する形で、「校務員さん・匠の技オリンピック」のようなことを企画してみてもよいのではないかと思います。菊作り、木工製作、瓢箪作り、野菜作り等の達人、樹医さんも顔負けの人、プロの園芸師みたいな人、とにかくいろんな方がおられます。もちろん、人に注目されることなど性に合わない、という昔気質の方が多いのも知っていますが、一度企画してみることに意義はあると思うのですが、いかがでしょうか?
待ちに待った5月21日(月)、日本国中が盛り上がる中、本校でも朝7時20分から日蝕の観測会を行いました。緯度の関係で、ここ千種では当然「金環日蝕」は見られませんでしたが、それでも6時10分頃から欠け始めていた太陽が、学校で観測を始めた時には7割ぐらいは欠けており、恐らくピークは7時31分頃でほぼ9割5分が欠けてしまい、全体的に辺りが薄暗くなりました。
生徒達は手に専用の「日蝕観測グラス」を持ち、世紀の天体ショーに見入っていました。面白いことに、校訓碑横の桜の木の葉を通して地面に映る「木洩れ日」の形が刷毛で描いたような「三日月形」となり、平成21年の7月にも話題となった「皆既日蝕」の折りに穴のあいたお玉を通して映る影が円形ではなく全て三日月形になっていたのを思い出します。
グラウンドでは、ソフトボール部が朝7時頃から早朝練習に打ち込んでおり、地球がどうなろうが太陽がどうなろうが6月の県大会に全力を尽くすんだ!という意気込みがひしひしと伝わってくる、さわやかな月曜日の朝でした。
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