千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2020.11

自己記録を目指してGoGo!【48回生】

 職員室に響く「がんばれー!!」、「この一周78秒!」、「あと3周!」等の掛け声。
 1学年の体育では、ラグビー(男子)、ソフトボール(女子)の球技を終えて「持久走」へ移行しています。本校は、グランドにトラックがありませんが、1周300mの特設周回コースが作られ、男子15周、女子12周の計測が行われていました。前回走った時のタイムが記された記録用紙を見ながら、1周あたり目安となるペースを事前に確認させ、自己記録更新を目指します。
 内心「いややなぁ」「走りたくないなぁ」と思っている生徒も多いはずですが、生徒たちは意を決してスタートラインへ…。2組目に走る仲間は記録係になり、周回の伝達と一周ごとのラップを瞬時に計算して読み上げていました。走る生徒は、1周ごとに記録係の生徒から様々な掛け声を受け、懸命にゴールを目指して歩を進めます。見ていて清々しく、微笑ましい光景が広がっていました。本校の生徒の本質である「常に全力、手を抜かない」、「相手を思いやる優しい心」が走る姿や応援する姿に詰まっており、今日も温かい気持ちになりました。
 12月17日(木)のマラソン大会当日は、男子8km、女子5kmを走り切らなければなりません。1か月後の本番に向けて練習が続きますが、みんなで支え合いながら乗り越えていきましょう。きっと、苦しみを乗り越えた先には、大きな疲労感もあるでしょうが、それを越える達成感と充実感が得られるはずです。

 
 
 

校種の垣根越えて④…【交流授業】

 昨日、園小中高連携交流授業の第4弾が千種小学校6年生(13名)を対象に行われました。今回の授業は、本校の英語科教諭の村上先生が担当し、千種小・中学校のALTエミリー先生の協力のもと楽しい英語の授業が展開されました。テーマは、「千種高校の部活動について知ろう!」で、村上先生が小学生になりすまし、卓球のラケットをもって登場する場面から始まります。その後イラストを用いて、どんな部活動があるかを児童たちに問いかけながら英語で紹介していきます。高校生の兄や姉をもつ子供たちもいて、あっさりと答えていました。それぞれの部活動を正しい発音で発声しながらマスターした後、What club will you join?(どの部活動に入るつもりですか?)I will join the 〇〇(〇〇部に入るつもりです。)という会話をマスターするためのミニゲームが始まります。頭の後ろに手を組んで、さきほどの会話文を繰り返し発声しつつ、指示された部活動が呼ばれたらそのカードを奪います。反射神経が問われますが、子供たちはゲーム感覚で楽しみながら英会話を身につけていました。
 学習指導要領の改訂に伴い、今年度から小学校高学年(5,6年生)の英語が教科として必修化されるようになりましたが、もうすでに英語に抵抗感なく楽しんで参加できている子供たちにとても驚かされました。また、聞く力や話す力、英語でのコミュニケーションも想像以上に進んでいると感じました。
 村上先生の柔らかい雰囲気とエミリー先生の明るさが絶妙にマッチした、とっても楽しい実践的な授業でした。村上先生、エミリー先生、大変お疲れさまでした。明るく元気な児童に私もとても癒されました。

 
 
 

うれしい報告【46回生】

 今朝、本校の校庭で歓喜の声が響き渡り、生徒たちの手による胴上げが行われました。公務員試験を受験していた生徒が最終合格したのです。私もその話を聞いて、目頭が熱くなり学年の先生方と喜びを分かち合いました。ほんとに、おめでとう!よく頑張りました。
 私は、この生徒との関りはわずか半年ほどですが、部活動を懸命に取組む姿、放課後に一人図書室にこもって勉強に打ち込む姿、繰り返しの面接練習に立ち向かう姿等をいつも見てきました。先の見えない孤独な状況の中でも、決して逃げることなく努力している姿を見て「頑張れよーっ」といつも心の中で応援していたので、本当に嬉しかったです。
 この生徒に限らず、本校の生徒たちは真面目でコツコツ努力する生徒が非常に多く、応援したくなる生徒ばかりです。相手がある選考試験なので、頑張ったからといって必ず良い結果につながるという保障はありません。仮に不合格だったとしても力不足だったと認めるしかないのです。しかし、目標に向けて妥協せず努力してきた過程は、合否に関係なく必ず今後の人生の糧となり自分を成長させてくれます。そして、次へと繋がる原動力になると私は信じます。本校のキャッチフレーズである「小さな学校で大きな夢を」を身をもって実践してくれている生徒たちに「ありがとう」と伝えたいです。
 さて、新型コロナウイルス感染拡大関連のニュースが再び大きく取り上げられています。本校でも、改めてマスクの着用、こまめな手洗い・消毒、教室内の換気、登校前の検温等の基本的な対策の徹底と感染リスクの高まる3密の行動を避けるように呼び掛けていますが、ご家庭におかれましてもご協力をお願いします。インフルエンザと同じで、気をつけていても感染する時は感染するものだと思いますが、いかに対策していたかが大切です。コロナ感染への意識を高めて、日常の学校生活が継続できるように努力していきましょう。
 生徒たちは、今日も当たり前のようにしっかりと手洗い・アルコール消毒ができており、手洗いチェック表にはマルが全員記入されていました。職員も校内の消毒頑張ってます。

 
 

Enjoy Sports【46回生】

 今日は「晴れ」と聞いていた天気予報でしたが、ほとんど太陽の日差しがない一日となりました。日差しがないと非常に寒く、生徒からも「寒~っ!」という声が多く聞かれました。肩をすくめて、ポケットに手を入れて歩く生徒もちらほら見られるようになっています。
 そんな寒さの中でも体育の授業は熱く、アグレッシブな授業が展開されています。職員室にいると体育館から大きな歓声が聞こえてきたので様子を見に行くと、3年生が選択制で球技を行っていました。生徒たちは、バドミントン、バスケットボール、卓球の中から好きな球技を選択して試合を楽しんでいました。バドミントンは男女分け隔てなく楽しそうにラリーを楽しんでおり、微笑ましく思いました。真ん中のコートでは、トーナメントを勝ち上がった代表生徒が清水先生と真剣勝負を行っており大盛り上がり…非常にレベルの高い試合でしたが、最終的にどちらが勝ったのでしょうか?
また、バスケットボールでは男子生徒が試合を行っていました。パス、ドリブル、シュート等を周囲の動きを見ながら見事にこなし、こちらも非常に技術の高さが伺えました。本校は、バスケット部がないのですが3年生は全体的に運動能力の高い生徒が揃っており、体育の授業とは思えないレベルでした。
 3年生の選択制の球技の時間も、どうやら今週までのようですよ。来週からは、12月17日(木)開催予定のマラソン大会に向けて、全学年の体育は持久走となるようです。ゲーム性のない持久走は苦手な人も多いかと思いますが、体力向上に向け頑張っていきましょう。
今年度は新型コロナウイルス感染症防止のため、例年実施している園小中高合同でのマラソン大会は行いません。ご了承ください。

 
 
 

生徒が先生役に②…【48回生】

 今朝も姫路からの紅葉を楽しみながら約62キロのドライブを楽しんで通勤しました。車の温度計は、姫路市内で8℃あったものが、山崎で5℃まで下がり、佐用(三河地区)では3℃まで低下しました。ところが、千種に入るとまた5℃に逆戻り…「アレ、なんで?」と不思議に感じました。地元の先生に話を聞くと、真冬になると千種の方が断然寒いけど、この季節は放射冷却の影響を受けやすい佐用(三河地区)の方が気温が低くなるそうです。千種の方が標高が高いはずなのに不思議な現象です。
 今日も1年生「現代社会」の授業にお邪魔して、生徒によるテーマ「世界の偉人」の授業を受けました。一人5分以上の授業を求めていますが、30分以上熱弁する生徒もおり、大変盛り上がりを見せていました。一人の先生は、レオナルド・ダ・ヴィンチの天才ぶりを身振り手振りでクラスの仲間に語り掛けます。自分の好きな人物とは言え、高校生離れした深い知識と知ってほしいという生徒に語り掛ける姿勢に、聞いている生徒が目を輝かせていました。私も、「自分に当てられたらどうしよう…」とハラハラしながら、大変勉強させてもらいました。授業の最後には、人生の成功者になるために「強い執着心」と「観察力」が必要です。とダ・ヴィンチの言葉を用いて生徒に訴えていました。もう、完璧すぎます…。
また、もう一人の先生は、沢村栄治の偉大さを語っていました。「1試合で23奪三振はすごいんですか?」と生徒に聞かれ、適切に分かりやすい応答ができていました。また、先生が「ノーヒットノーランってどういう意味か知ってますか?」と発問し、野球部の仲間がちゃんとフォローを入れながら回答していました。高校生らしい爽やかな笑顔が印象的な授業でした。生徒による授業は、もうしばらく続きます。次回を楽しみにしています。

 
 
 

オープンハイスクール2020

 本日は予定通りオープンハイスクールが開催され、中学3年生と保護者、引率教員を含めて100名以上の皆さまにご来校いただきました。雨模様の天候にも関わらず、本校へ足を運んでいただきました事に、まずもってお礼申し上げます。本当に、有難うございました。限られた時間ではありましたが、千種高校の魅力や生徒の様子を少しでも感じていただけたのではないかと思います。進路選択の1つとして、今後ご検討いただければ幸いです。
 さて、本校のオープンハイスクールは生徒会役員を中心として、生徒たちが前面に立ち成り立っていることを実感いただけたのではないでしょうか。受付から体育館までは、生徒たちが誘導しながらの挨拶攻撃からスタートします。開会行事では、中学生の緊張をほぐそうと、秦陽乃さんと長井大樹くんの掛け合いによる楽しい学校紹介…しかし、中学生はクスリとも笑ってくれませんでしたね。
 体験授業への誘導や授業のサポートも生徒たちの手で行われ、中学生の皆さんも安心していただけたのではないでしょうか?理科の実験授業に至っては、3名の中学生に8名の高校生が授業をサポートし生徒自らが授業していました。部活動体験では、各部の上級生が中学生を指導しながら練習に打ち込んでいました。教師からの細かな指導がなくとも、本校の生徒は自ら考え気遣い、心遣いができ素晴らしい動きでした。今日のオープンハイスクールを盛り上げてくれた、本校の生徒みんなにも感謝します。ありがとうございました。
 本年度のオープンハイスクールは終了しましたが、11月25日(水)~27日(金)はオープンスクールデーを設け、授業や部活動など自由に見学いただける期間があります。是非とも、また本校へお越しください。また些細なことでもご不明な点がございましたら教頭の細見までお問い合わせください。本日は、ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

卒業に向け着々と…【46回生】

 11月に入り、3年生の進路が決まりつつあります。しかし一方で、まだこれから受験を控えている生徒もおり、気が抜けない日々が続いています。周囲に進路が決まった生徒が増えてきたため、不安を感じている生徒もいると思いますが、来たる日に向けて焦ることなく努力を続けてほしいと思います。
 さて、今日は3年生の卒業アルバム用の個人写真撮影が行われていました。そのため3年生の様子を見ていると、事前に散髪をしたり、いつにも増して鏡の前でヘアスタイルを整えたりする生徒が目立ちました。一生残る写真になりますから当然ですね。リラックスして普段通りの笑顔となるよう、カメラマンも話しかけてくれますが、カメラを向けられると緊張してどうしても硬い表情になるものです。次に控える生徒や撮影を終えた生徒が、和やかな雰囲気をつくってくれたりする様子もなく、粛々と写真が撮影されていました。冬の足音と共に、着実に卒業に向けての準備が進められています。
 明日は、本校のオープンハイスクールです。ご参加いただく中学生と保護者の皆さま、12時30分に受付開始です。学校前の道路端にのぼりを立てて、皆さまのご来校を歓迎しています。気をつけてお越しください。

 
 
 

生徒が先生役に…【48回生】

 今朝も千種町は2℃まで冷え込み、田畑は霜が降りて真っ白になっていました。日中は快晴となり心地よかったですが、車のフロントガラスも凍りついて、吐く息も白く、暖房器具が恋しくなる寒さでした。ストーブの使用は12月からが基準ですので、もうしばらくは防寒着(指定のセーター、カーディガン、ウインドブレーカー等)で寒さから身を守っていきましょう。
 さて、今日は地歴・公民の教科担当の高橋先生から「生徒が授業しますので、見に来てください」と依頼を受けて、1年生教室へ伺いました。授業のテーマは「世界の偉人」です。自分の好きな世界的偉人について、事前にi-pad等を使用して調べ、教材となる新聞や板書計画を作成して、全員が一人ずつ最低5分以上の授業をするというものです。ポイントは、「先生になりきる!!」という点で、教室への入室や号令の指示などから授業が始まっていきます。私がお邪魔した時間は、3人の先生が授業をされ、それぞれ織田信長、黒田如水、空海を題材とした力のこもった授業が展開されていきます。教材となる新聞をスクリーンに投影したり、板書を通じて、それぞれの人物が残した歴史上の出来事などについて説明していきます。わざと太い声を出して先生になりきり生徒に発問したり、「ここは大事、テストに出るぞ!!」と時折笑いを誘う場面もありました。また、「字が見えにくかったら言ってください」など生徒目線での配慮もきちんとできていました。聞いている側も板書された内容をノートに書き写し、鋭い質問を投げかけます。そんな場面でも、冷静に的確な応答ができており関心しました。
 「いやぁ~、スゴイ!」、想像以上のクオリティーの高い授業に驚きと感動で胸がいっぱいになりました。3人の先生方、緊張したと思いますが楽しく分かりやすい授業、ありがとうございました。

 
 
 

高校生クイズ選手権に初参戦!【48回生】

 今朝の千種町の気温は5℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなり、通勤道中に見る後山(1344m)や千種高校から見る三室山(1358m)の山頂付近は薄っすらと雪が積もっていました。「えぇ~っ、もう雪、早い!!」
昨年の冬は暖かく、ほとんど雪が降らなかった千種町ですが、「今年は冬らしい厳しい寒さの日が多い」と予測されていますので、今朝はその予兆を感じました。
 さて昨日、本校1学年の生徒たちが第40回全国高校生クイズ選手権県予選会にオンライン形式で参加しました。新型コロナウイルス感染状況により、今年度は1回戦から決勝までもリモート収録での実施のようですが、いずれにしても「やってみたい!」「やってみよう!」という挑戦する姿勢に嬉しく思います。挑戦者は大田光(波賀中)、猶原宏海(千種中)、山森咲楽(一宮北中)、南光開斗(山崎西中)の4名でしたが、9月以降、放課後に教室に残って熱心に対策勉強会をしている様子を何度も見てきました。
 とてつもなく広く、深い知識と瞬時の判断力、実践力等が求められる高校生クイズですが、高校1年生の柔らかな頭脳で全国の高校生と渡り合いました。結果は兵庫県内で19位(参加チーム数は不明)と予選敗退となりましたが、他府県では上位に入れる得点であり、初出場としては大健闘だったと言えます。本当に、よく頑張りました。
 高校生クイズ選手権に向けて結束し、一つの目標に向けて涙ぐましい努力を積み重ねた4名の挑戦者に大きな拍手を送ります。お疲れさまでした。

 
 
 

給食に神戸ビーフ!【全学年】

 11月に入り、すっかり日が短くなってきました。特に朝の起床時にはまだ真っ暗で、寒さも加わり布団から出るのが辛くなってきましたね。暗くなると声掛け事案も発生しやすくなりますし、最近、千種町ではクマの目撃情報も発生していますので、生徒の皆さん、登下校時は十分に注意してください。
 さて、先月の30日(金)の給食は、ふるさと献立ということで「兵庫県産100%」の食材を使用した給食が提供されました。10月は兵庫の食育月間ということで、地元の食材を学校給食に使用し、食べ物を通じて実りの季節を感じると共に、「食」について考えてもらうことを狙いとしています。
メニューは、ご飯、野菜スープ、和風ステーキ、ひじきサラダ、牛乳でしたが、なんと和風ステーキには「神戸ビーフ」が使用されており、それを聞いて私も一気にテンションが上がりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、観光や外食をする人が減り、全国的に食材が余っている状況下であり、地元農家の支援と消費拡大、地元の食材のもつ美味しさや魅力を伝えることがその目的とされています。
 その美味しさは言うまでもありません。但馬牛の中でも肉質等級や霜降りの度合い等の基準を満たした肉にか与えられない神戸ビーフの称号を得たお肉は、普段食べているお肉とは別格でした。「おいしい→うれしい→ありがとう!」という気持ちとなり、思わず調理して下さったちくさ学校給食センターへお礼の電話をしてしまいました。生徒たちも、きっと喜んで食べていたことでしょう。今後も、兵庫県より牛肉や地鶏の肉類をはじめ、鯛、ハモ、タコなどの水産物も学校給食として定期的に提供いただく予定です。今からとっても楽しみです。